11月7日午後4時

 

 

奈良女子大学軽音部を引退しました。わたしは、そのことについてきちんと何かを考えられているわけではありません。今わたしがこの文章を書くのは、きちんと整理して記録したいからではなくて、わけがわからないからです。ひとつの季節を終えたことに対する安堵と、これからへの不安、そして何も身が入らないこの感じ。このままじゃだめだって、無理に切り替えようとすればするほど、どうにもむしろ逆の効果を発揮するようなので、のんびりしたいと思います。

 

たくさん泣いてたくさん笑った文化祭でした。泣くはずないと思っていたのに嗚咽を漏らしながら泣いてしまいました、なぜ。音楽というものを通して、やさしい人たちが感情をとけあわせ寄り添える空間を作り出せたことを誇りに思います。わたしなんかよりも、もっとしんどくて、つらかったであろうみんなは、本当にあたたかくてきらきらしていました。感情を共有して一体化してくっついて好意を伝え合って、殻がふにゃふにゃになってとけあっていくような、そんな感覚でいすぎたから、わたしはそのままずるずると妖怪みたいになっちゃいそうなんだと思います。さみしいお化け。でもそれじゃだめだ。きちんとまた、心からこれからを楽しめるように。これからだって、きっと悪くないはず。

 

好きな人たちがいます。わたしは基本的に人に無関心で、好きな人達以外の人は背景に感じてしまうのですが、その分好きな人はとことん好きで、たくさん知りたい知ってほしい、おいしいお酒を飲みながら話したい、ずっと笑っていて欲しい。あわよくばずっと仲良くしてたいんです。だからちゃんと好きな人を誘って遊びに行こうと思います。わたしの好きな人たちは、わたしのこともきっとそんなに嫌いじゃないはず。誘われていやじゃないはず。だってみんなライブの時泣いてたし。え、そうだよね、大丈夫だよね、迷惑じゃないはず、、、たぶん。

 

 

 

 

引退したくねぇな/おあずけポリスマン