2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月27日午後4時

先週続いた雨は、ああ梅雨だったんだな、なんて思っちゃうような日差しですねわ。こんにちわ。わたしは夏がすきです。流れるプールで、浮き輪に浮かんでいただけなのに、いつの間にか身体中の力を奪われて、ぐったりするような。Tシャツがこすれてひりひりす…

4月23日午後5時

みんなが知っている、あの百年も眠り続けたお姫様のお話でも、妖精たちが産まれたばかりのお姫様におまじないをかける。いい妖精もわるい妖精もことばを彼女にかざすだけ。祝福のことばも呪いも同じだ。ことばはその人を規定する。ことだま、だなんて昔から…

なんのバイトをしているの、と怠惰な夕暮れの帰り道に彼女に尋ねた。大学生が微妙な距離感の友人と時間を持て余したときの場つなぎマニュアル本の最初のページにのっているような質問をした僕に、彼女は少し恥ずかしそうに答えた。そらのはりかえをしている…

4月22日午後7時

なんだか文章を書きたい気分の波がきている。文章を書くことそのもの、にたいして、すごく楽しい気持ちになっている。だからこんな風に、だらだらと何回も更新してしまう。筆がのる、というか、指が動くとでもいいましょうか。こんなときに誰かにお手紙を書…

4月20日午後12時

就活をはじめてから。自分の長所と短所とがすんなり言えるようになった。自分もわりとそれなりに、やってきたんだなと思えるようになった。頑張ってきたと胸をはっていえるようになった。価値観が明確になった。色んな選択肢を振り返って、自分がいまの自分…

4月17日午後12時

何も知らないことは無神経か、何も知らないということは人を傷つけるのか、何も知らないということは悪か。そうではないのだな、と思えることがありました。何も知らないで、つまりその人がむかしに何に傷ついてどんな風に哀しかったのかをしらないで、知ら…

4月16日午後6時

青空をみて心底ほっとした。長い間灰色に覆われていたから、知らない間にその地位を奪われて他の色になってしまっているのではないかと心配していけれど、それは以前と変わらない青色で、安心した。とはいいつつ、以前と変わらないなんて、本当はあるはずな…

きみの、とても濃い灰色ととても濃い藍色を黒と呼ぶところが嫌いだった。どうしてもだめだった。僕は持ち前の好意的解釈で、それはきみと僕の色への愛着の違いなのだと納得していた。きみのすきなトマトを僕が嫌いなのとおんなじように、何かに対する愛情が…