10月14日午前9時




プロでもないバンドのライブは、所詮結局は自己満足です。でも、本当に完璧に自己満足できることって滅多にない。なぜなら、バンドは一人でするものじゃないから。なぜなら、誰かからの評価がいつもついて回るから。一点の曇りのない自己満足を達成するためには、まわりの人の満足がないと、だめなんです。

その中でわたしは、ほぼ完璧に自己満足した一日を過ごすことができました。13日おあずけポリスマン、最初できっと最後の自主オリジナル企画でした。

この日のために、プラ板を作ったり、みんなでCDを作ったり、なんだか小さい頃開いたような、自分の誕生日パーティの気分でした。来てくれる人に、少しでも楽しんで欲しかった。わたしたちが主役なんじゃなくて、むしろ本当に感謝したくて、お礼がしたかった。ありがとうって伝えたかった。

実際のライブは、わたしが想像していたよりもずっと人が来てくれた。軽音の世界を超えて、ICBMのみんなもたくさん来てくれて、本当に恥ずかしかったけれど、ものすごく嬉しかったです。わたしに興味をもってくれるなんて、幸せです。想像していたよりもずっと多くの色んな人が行きたいとゆってくれたし、頑張れってゆってくれました。なんだろほんとに、幸せだなあと思います。ライブにみんなが来てくれた要因は、やっぱり対バンのみなさんの魅力が大きいんですよね。

鹿の子カルテットのひでくんは、わたしたちが外でライブをやりはじめたときからの友人で、いつも嬉しい言葉をくれた。不安なわたしたちに、いつも優しくしてくれた、だから絶対に呼びたかった。DEEPIMPACTは初めてレイブでやったときに一緒になって、ずっと高め合ってきた戦友のような感じです。りゅうじはマネージャーだし、他の彼らとも仲良くなれたから、軽音生活がよりいっそう楽しくなれたんだと思います。最後の曲めちゃくちゃかっこよかったな。やっぱりバンドマンってかっこいいなーっていつも思わせてくれるんです。ウパさんは全国流通バンドのギターの方で、7月のアコースティックイベントを縁に仲良くしてくださって、さらにわたしの生活を色濃くしてくださったように思います。walk alongをゆすけさんとやって欲しいなんて、わがままも嫌がらずに聞いてくださって、本当に嬉しいかった。こりんずが結成できたきっかけを作ってくださったし。あーそういえばこりんず!オープニングアクトでした。らっきーとまにーとするあの時間が単純に楽しいんですよね。親戚と遊んでるような感覚で、ただただ嬉しくって楽しいんです。そしてpolkadot、常にわたしに影響を与えてくれるバンドです。ゆうすけさんのことは大嫌いだけど、あの人の作る曲は本当にすきなんですよね。マニーのセンスも、すごい、本当に。栞がめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃよかった、えぐかったんです。今でも思い出したら胸が苦しくなるレベルでよかった。あの曲をわたしらの企画までに作って欲しいってゆってて、時間ないから無理だってゆってたのに、寝ないで作ってくれたなんて、そしてできたのがあの曲だなんて。なんというか、恥ずかしい話、それまでのバンドの演奏で色んなものがつみあげられてきて、彼らで完全に許容量を超えてしまいました。わたしたちは、本当に、バンド仲間として親しい友人として愛されてるなあって大切にされてるなあって、そうだな感じたというよりも、わかってしまいました。泣いちゃいました。卒業しないでください先輩方。ずっと一緒に楽しい音楽で遊びましょうよ、ねえ、なんてね。
君がそうなら僕はこう、さんは安定してものすごくよかったです。メンバーが揃ってファンで、楽しくて、最後までああいう楽しいバンドになりたいって思います。ずっとお客さんを黙らせるような演奏をしたいとおもってたけど、ライブを通して楽しんでもらわないと意味がないですよね。少しでも来てくれた人にご奉仕したい。MCでサイツさんが、わたしらことを話してくださって、音源をもってかえってやってくれってゆってくださって、その言葉とご好意が本当にありがたかった。振り返るとなぎさと元帥が泣いていて、笑っちゃいました。わたしが感じるしんどさなんかよりも、もっと色んなことを彼女たちも感じていたのだとやっとわかりました。振り回してしまっているのだと、やっとわかりました。打ち上げの乾杯にいないという、最悪のことをしても、叱ってそれでも心配をしてくれる彼女たちが、わたしにとって本当に本当に大切なんです。やばい、泣けてきた。(笑)

自分たちのライブは、夢をみている気分で、ふわふわして、耳に水がたまってるみたいで、楽しくて、もうなんか、楽しかったです。葉月泣いてたのかな?メンヘラからなかむーが泣いていてとっても嬉しかった。それで泣くなんて、彼女と10年後のわたしらくらいよ、きっと。おはるかわいかったな、なんかすごくそれを思ってました、なんでだろ。ふざけた曲を、たくさん作りました。それを好きといってくれる人がいる喜びを噛み締めました。奈良女軽音部勢ならびに友人たちが泣いてくれてて、自惚れるならば少しでも伝わったのかなと。どんなに強がってもやっぱりさみしいよね、ひとつの大きなものが終わるんだもんね、そうだよね。心からだいすきです、ありがとう。アンコールでロビンソンをみんなで歌ったの楽しかったな。須藤さんも誕生日おめでとうございました。わがままを許してくれていつもありがとうございます。感謝しかないわ。

あの空間を作れたことを、純粋に好きなバンドばっかりで楽しくてしかたなかったこと、大勢のみなさんがみてくださったこと、差し入れもたくさんもらったし、遠路はるばる来てくれたし、なんというか、もう、言葉が稚拙で、だめだ。嬉しい嬉しい幸せ幸せ幸せ、絶対に忘れたくない一日になりました。ぎゅぅって、あたたかい気持ちになる。軽音生活で一番幸福な一日でした。ああ、ありがとうとだいすきしかでてこない、こんなはずじゃなかったんだけどなあ。


次の日の若干さぶろう企画も、台風のだったとはいえ楽しかったです。kyappppyってすごく純粋でいいバンドなんですよ。音楽っていいものなんですよ。若干さぶろうかっこよかったし、呼んでもらえて嬉しかったです。かっこいいバンドマンはやっぱりかっこいいよね。ギターやベースやドラムやボーカル、楽器を演奏してるってまあゆうなればそれだけだけど、やっぱりかっこいいと思います。

引退まであと二週間。今のわたしは、軽音のことで頭がいっぱいです。



案外みんな、わたしのこと嫌いじゃないんじゃないかと思えた二日間でした。本当はそんなに嫌いじゃないんでしょ?(笑)





謎謎 / RADWIMPS