11月3日午前10時

 
 
太陽がすきです。天気がいいことがすきです。青空がすきです。あたたかいことがすきです。そういえばわたしはわたしはいつも見上げているような気がします。うつうつとしてるように見えがちなので、しらないかもしれないけど、わたし晴れ女なんです。傘いらず。
 
太陽に何か神様みたいなエネルギーを感じるのは当然のことだとおもいます。非科学的なまやかしのような夢物語としての宗教の話じゃなくて、もっと感覚的でぼんやりした抽象的で冗談じみた話なんですけど、わたしがいつも護られてるなと思うのは太陽によってなんですよね。人間が実存を感じるのには、垂直方向と水平方向のふたつのベクトルがあって、水平方向は人間関係において築いていくもので、承認によってなんだと思います。認められたいとか承認欲求って現代のキーワードですよね。そしてもうひとつが垂直方向、つまり人間を超えたものとのつながり中でみつける自分です。それを何で感じるかは、人それぞれだと思います。ポケモンみたいに属性があるとおもいます。多神教的なね。特定の人物が答えをもってると思い込むような、教義を盲信するような、そこにのめり込んで思考停止して、なくなっていくような、そんなものわたしには必要ありません。矢野智司の論の影響がすごいけど、水平方向だけで自分の捉えようとすると、とても息苦しいんじゃないでしょうか。わたしは晴れ女だって、そう思い込んでみても、誰にも迷惑はかけないから。それが例え科学的な真実じゃなくても、今日という日が晴れて何よりも幸福なことは、嘘じゃない。
 
それでもやっぱり、帰ってくるのは水平的な世界です。思考は現実と別にあるんじゃなくて、やっぱり大切なのは何よりも現実なんです。わたしは今日引退します。水平方向でも、たくさん、たくさん、わたしはもらってきました。息苦しいときもあったけど、それでもこんなにさみしいって思わせてくれる関係を築けたことを幸福に思います。本当にありがとう。きちんと、ありがとうを伝えられますように。
 
 
 
 
 
 
 
ふたしかたしか / gogo7188