1月20日午後5時




やり切れなさとか、不甲斐なさとか、そういうものはひとつひとつ消化していけるものだとばかりおもっていました。でもそうじゃなくて、それは寝て遠くにいくのをまっているだけで、たまに波のようにざばってやってきて、それをまた黙ってわけもわからず泣いてつかれるまで寝て、そんなふうに、遠くに遠くにいくのをただまって、その繰り返しに思います。さみしいというよりももっと、取り返しのつかない感じ。

料理教室に通い始めました。苦手なものを食べれるようになったり、生きることは食べることだっていう意味をぼんやり考えたり、切って焼いて煮て食べて、そんなふうに繰り返していくんだな。不器用なわたしは、野菜の皮をむくのも下手くそで、悲しくなる。でもきっとそのうち慣れてじょうずにできるようになるし、そのうちこんな風にお腹痛いのも治るし、そのうちもっと穏やかになれるから、そーゆーのを笑って近くで手をひいてくれる人がいれば、頑張れるとおもいました。

じぶんの悪口ばっかりいいたくなるけど、いいとこもたぶんあるし、今日だって苦手だったものを二つもすきになれたし、だめだめでもなんとかなる。喧嘩しても、全部なくなったりしないし、ばかなんだからつまらないことを考えずに、丁寧に生きたいと思いました。人見知りそうな一緒に料理をした女の人も、最後笑って話しかけてくれて、それだけで嬉しくなるんだから、きっと大丈夫。元気です。波がおしよせても、そのうちどっかいくさ。ウォークマンもぜんぶけして、また入れ直したし。こんな日も楽しもう。





Aurelien Light / Raujika