4月17日午後12時



何も知らないことは無神経か、何も知らないということは人を傷つけるのか、何も知らないということは悪か。そうではないのだな、と思えることがありました。何も知らないで、つまりその人がむかしに何に傷ついてどんな風に哀しかったのかをしらないで、知らないまま接することで、その人を掬い上げることができることもあるのだな。ただ、何気ない行動ことばひとつひとつに、責任があるということ。責任というと、どうも重苦しくて、誰かを深く傷つけてしまう可能性ばかりに目を向けがちだけれど、そうじゃないこともきっと多い。本の中の倫理哲学の彼らのいうことが、少しわかった気がします。

誰かのための親切は、必要最低限でいい。ふつうにしておけばいい、自分が懸命にいればいい。好かれることも嫌われることも傷つけることも掬い上げることも厭わない。今あることはすべて結果で、たまに振り返ればどんなにぎりぎりであったかとひやりとするけど、今が全てだ。

なんてことないことで、なにげないことで、あなたが今ここで笑っていてくれて、わたしは心から嬉しい。よかった、ありがとう。これからもよろしくね。





スウェル / indigo la End