4月16日午後6時



青空をみて心底ほっとした。長い間灰色に覆われていたから、知らない間にその地位を奪われて他の色になってしまっているのではないかと心配していけれど、それは以前と変わらない青色で、安心した。とはいいつつ、以前と変わらないなんて、本当はあるはずなくて、毎日少しずつあるいは全然、違う色なわけだ。わたしからみた全てがそうなように、濃さというものは日々かわっていく。その変化に目を細めながらも、わたしは前と同じ青色だと心底安堵するのだ。進行動詞ではなく状態動詞においてのすきだという現象とは、そういうことなのだな。安易な永続を願うのではなく、stay gold と祝う意味を、少しずつ噛み砕いて考えている。






stay gold / 大橋トリオ