9月5日午後13時

 

夜分遅くにすみません。松本です。

 

今日も僕は海で遊んだ、から始まる「バケツ100杯の夏休み」っていう歌、ご存知ですか。幼稚園の臨海学習に行ったときに、キャンプファイアーで歌ったんです。幼少期のわたしは本当に(今もかなり名残はあるけれども)引っ込み思案だったのだけど、友達もろくにいない中連れて行かれて、鳥羽水族館のトドが怖くて、夫婦岩がなんだかとても猥雑なもののように感じて、何をしてても落ち着かなくて、とにかく不安で不安で仕方なくて。その時のキャンプファイアーはそれでも、なぜか、とっても楽しかった。レクリエーションの内容は覚えてないけれど、頬が炎で火照って、みんなで歌う。先生が手描きで書いたしおりの「キャンプだホーイ、キャンプだホーイ」という曲の次のページにのせられてたこの曲。歌詞の右下にかかれた、スイカとカニのイラスト。わたしはこの曲に出てくる、健康的にやけた肌をした麦わら帽子の少年を浮かべて歌ってた。その瞬間だけは寂しくなかったな。

 

幼稚園の頃大好きだった絵本に「ティモシーとサラ」っていうとっても可愛らしいシリーズがあるのだけれど、海辺に住んでる少し無愛想ででもやさしいお兄ちゃんの話があって、そういえばその子も麦わら帽子を被ってたのでした。

その印象もあって、やけた肌の少年はとても好きです。やけた肌に麦わら帽子とは、なんともすばらしい。さらにいえば、やけた肌にインディゴブルー、なんて最高ですよね。

 

そういえば、その臨海学習のホテルの売店で自分用のお土産に買った、ガラスで出来たイルカのペンダントはお気に入りだったのに、どこにいったんだろう。あの頃よりは幾分か大きくなったから、いつかまた好きな人ともう一度あのペンダントを探しにいけたらいいなと思います。

 

 

 

海岸通り/ASIAN KUNG-FU GENERATION